まだ、アトピーが残っていたので軟膏での治療を優先していましたが、健康な肌を乾燥から守り良い状態を保つためにも、保湿剤が必要だったからです。
肌に優しい保湿剤としてはグリセリンがあげられると思います。
私もお医者さんからグリセリンを使うよう勧められました。
でも…グリセリンってすごくベタベタするんですよね。
まだアトピーが残る肌にはグリセリンが良いことはわかっていましたが、ただでさえ軟膏でべたつき気味も肌にさらにベタベタするグリセリンを塗る気にはなれませんでした。
そこで、ドラッグストアに行ってDさんやお医者さんのアドバイスに沿う化粧水を探すことにしたのです。
『先入観抜き』で
『先入観抜き』というのはつまり、『アトピーに良い化粧品という宣伝文句に惑わされない』ということです。
アトピーは本当につらい病気です。
四六時中襲ってくる痛みと痒み。
それから早く解放されたいという願いから、『○○がアトピーに良い』と聞くと、ついついそれにひかれて間違った治療法や化粧品を選びやすいと思います。
しかし、Dさんやお医者さんの話を聞いて、そういう宣伝文句にひかれることが危険なこともあると知った私は、まず科学的根拠を基礎に一から化粧品選びをし直そうと思ったのです。
そして、ある地元のドラッグストア。
そこは比較的大きなお店で、高級化粧品からプチプラ化粧品まで、いろいろな種類がそろっていました。
そこで以下の条件にあてはまる化粧水を探して、成分を一つ一つ確認していきました。
@パラベンが入っていないか
A成分数が少ないか
B1,000円以下で毎月買い続けられそうか
当時、ようやくパラベンフリーの自然派化粧品が出始めた頃で、パラベンフリーの化粧品を探すのにあまり苦労はしませんでした。
アトピーや敏感肌用に開発された商品もたくさんありました。
しかし…どうもピタッと上の3つの条件にあてはまるものがありません。
「成分が少なくて良さそう!」…と思ったらパラベンが入ってる…。
「パラベンフリーで良さそう!」…と思ったらやたらたくさん成分が入っていて、パラベン以外の保存料が入っていそう…。
そして意外にひっかかったのがBの“値段”でした。
私は全身に使うことを目的にしていたので、せっかく@~Bの条件にあてはまっていても、1本3,000~5,000円もする化粧品は買い続けられず、候補から外すしかありませんでした。
「アトピーなんで少数派だし、そんな人対象に安くて良い化粧品を作る会社なんてないのかな〜」と半ばあきらめかけていた、との時。
ドーン。

天使の美肌水しっとり 310ML -
と天使の美肌水が目に入ったのです。
「あれ、これ700円くらいしかしない…。それにずいぶん、シンプルなボトルだな…」
と思い、手に取って成分表を見ました。
すると、
成分:水、グリセリン、尿素………のみ!
「ええ?3つだけ?これだけ?」
びっくりしました。
すごくシンプルな配合です。
しかも、保存料らしき表示は一切ない…!
値段も700円くらいで、私でも買い続けられる…!
3つの基準をすべてクリアした化粧水でした。
さっそく買って家で使ってみました。
化粧水は肌に直接つけてみないと、わかりません。
実際、「アトピーや敏感肌に良い」と謳っていても、肌につけてみるとヒリヒリすることもあります。
でも、天使の美肌水は違いました。
つけても全然ヒリヒリしない。
肌に水を補給している感じで、ひっかき傷に間違ってついてもしみたりしない…。
そして数日使ってみましたが、全く問題なく、お風呂上りに安心して使える化粧水として全身に使うようになりました。
まさか、こんなに早く理想の化粧水に出会えるとは思ってもいませんでした。
あれから10年以上経ちますが、今でも天使の美肌水を使っています。
最初はなるべく成分が少ないものを選んでいたため、“天使の美肌水・しっとり”と使っていましたが、その後、アトピーもかなり落ち着いて、よりうるおい感が欲しかったのでヒアルロン酸も入った“天使の美肌水・超しっとり”に変更してしています。

天使の美肌水 超しっとり 310ml -
化粧水としての機能は最小限。
グリセリンを水に溶かしているため、グリセリンだけを塗ったときのベタベタ感がないだけでも十分役立ちます。
でも、この化粧水の良いところはもっと他にあるのです。
では、また次回に続きます。
ラベル:アトピー 化粧品