でも、これってアトピー女子にはキツイです。
アトピーって一日中、強烈なかゆみに襲われる病気なんです。
“かゆみ”って“痛み”と同じくらいつらいんです。
たとえばほとんどの人は蚊に刺されたことがあると思います。
そのときの“かゆみ”ってどうでしたか?
蚊に刺されて、刺されたところがかゆくて、よく眠れなかった、ということがありませんでしたか?
アトピーは、“強烈なかゆみ”が続く病気です。
全身、蚊に刺されたような“強烈なかゆみ”に一日中襲われます。
私はあまりのかゆみに眠れなくなって、お医者さんに睡眠薬を処方されたことがありました。
“かゆみ”による不眠障害になったのです。
さらに、アトピー女子にとってもっとつらいのが“見た目”のことです。
アトピーって患部が赤くはれるだけじゃなく、浸出液という黄色っぽい汁が出たり、治りかけの皮膚がかさぶたになってフケのようにポロポロ落ちたりします。
これって、年頃のアトピー女子に一番つらいことではないでしょうか。
まわりを見渡せば、健康な友だちや同級生がお化粧をしたり、服を買ったり、おしゃれを楽しんでいるのに、自分だけがアトピーのせいで、おしゃれもできないし、不潔に見える…。
だからといって、親しい人に相談しても「アトピーは命にかかわる病気じゃないんだから、気にするんじゃない」って言われて、わかってもらえないことの方が多いです。
確かにアトピーで死ぬことはありません。
でも、アトピーの症状がつらくて死にたくなったり、本当に死んでしまう人もいます。
アトピーの人のつらさや苦しみを、もっと多くの人に理解してほしいと思っています。
ラベル:アトピー性皮ふ炎 つらさ