私はこれまでの治療で、アトピーは“治す”というよりも“いかにコントロールするか”が大事だと思っています。
化粧品の紹介はその一つなのですが、それ以外にもコントロールするためにいろいろなコツがあるので、私の経験から良かったというものをご紹介していきます。
今日は、アトピーさんなら一度は注意されたことがあるであろう“爪”です。
みなさん、いつも爪はどのくらいの長さですか?
小まめに切っていますか?
実は私、かなり爪は短く切っています。
こんな感じです。
もう少し拡大してみましょう。
こんな長さです。
いかがでしょう?
結構、短いと思います。
よく友人からは「深爪してるんじゃないの?」と心配されますが、そんなことはありません。
実は私が爪を短く切り始めたのは、今も通っている皮膚科のお医者さんに「爪を短く切りなさい」と言われたからです。
アトピーを患っているなら誰しも経験していると思いますが、湿疹ができるとどうしてもかゆくて掻いてしまいますよね。
これは私も同じで、湿疹ができるとどうしてもかゆくて無意識に患部を搔きむしっちゃいます。
やめようと思っても、ついつい患部を触っちゃうんですよね。
本当は薬を塗って触らないでいた方が、湿疹の治りも早いんです。
湿疹もできにくくなりますし。
実際、かなり前、アトピーが重傷だったころ、“1か月間左足だけ掻かない”という実験をしたところ(笑)、左足だけ湿疹が出なくなりました(ただしかゆみがあったので、実験が終わってから掻いてしまって湿疹がまたひどくなりましたが…)。
それがわかっていても、アトピーのかゆみって強烈なのでつい掻いてしまうので、“患部を掻き壊すことを少なくする”という作戦を取らざるを得ません。
(かゆみを減らすためには塗り薬に頼らざるを得ません。また、私はシジュウム茶を毎日飲み始めてからアトピー湿疹の発生やかゆみを軽くなったので、こちらもお勧めします)。
では、どうするか。
私たちはかゆいところを掻くとき絶対爪を使うと思います。
爪を使わないで体を掻くことができる人なんていないですよね。
できるなら、手袋でもして爪をカバーすれば掻くこともなくなるんでしょうが、指先は生活でよく使うので、そんなこともできません。
まさか、爪をなくすなんてこともできませんし。
なので、お医者さんが言う通り“爪を短く切る”ことが一番、患部を掻き壊すのを予防するのに役立つんです。
私は上の写真のように、いつも爪を短く切っています。
そして、毎週末に爪を切ります。
爪は1日に0.1oずつ伸びると言われていますが、実際週末になると爪が伸びているのがわかります。
どうしてわかるかというと、週末になって爪が伸びてくると、爪を切った直後よりも患部を強く掻き壊していることに気づくからです。
「あっ、かゆい。掻いて痛い!」って思っていたら、もう週末、爪が伸びていた、ということが多いのです。
いかに爪の威力がすごいかがわかります。
正直、私もアトピーが重傷化しているときは、あまり爪の長さを気にかけていませんでした。
でも、かなり治ってから、いかに爪が患部を掻き壊していたかよくわかるようになりました。
今、アトピーが重傷化している方、だいぶ治っているけどまだ湿疹が出ることがある方は、ぜひ爪の長さに気をつけ見てほしいと思います。
ほんのちょっとのコツで、アトピーが良くなっていくかもしれません。