それは前に何度か結構深刻なアレルギー反応(ショック状態に近い)を起こしたものでした。
しかし、私は食欲に勝てず、「最近、体調良いし、アトピーも落ち着いてるからいいや〜」と軽い気持ちで食べてしまったのです。
そして、てきめんにアレルギー性のじんましんが出てしまいました。
あっちゃー。やっちゃった…(^^;)
一応、軽いステロイド剤をぬって様子を見ていたのですが、全身に肌荒れが広がってしまいました。
湿疹は狭い範囲ですんだのですが、体に跡がぽつぽつと残ってしまいました。
さらに顔のはれが1週間くらい引きません…。
何気に体のあちこちの跡を見ると、去年ぽつぽつとできた湿疹の跡も残っていて、肌全体が茶色くくすんでいます。
一番ひどいアトピーはもう10年以上前に卒業したのですが、未だに背中やお尻にかけて湿疹が出ては跡が残る、ということが続いていました。
(腕や足など、湿疹が再発しないところはきれいなんですけどね…)
そのときふと思ったのです。
「一回、この茶色くくすんだ肌をアトピーになる前みたいにきれいにしてみたいな…」
そこで、ネットでいろいろ情報を集めていると、Lシステイン、トラネキサム酸などが肌のくすみに効果があると知りました。
そして、ヒルドイドに代表されるヘパリン類似物質が入った塗り薬が色素沈着の改善に良いということも。
市販ではハイチオールCとかトランシーノ、アットノンなどの名前で売られている薬がこれに当たるようです。
「あー、これ前に試してみたいと思ってたんだよな〜」
実はトランシーノとアットノンは知っていたのですが、金額的に毎月買うには厳しいと思って、断念していた薬だったのです。
しかーし…。
どうも、ネットの情報によると、この薬たちを処方してもらえる場合があるというではないですか…!
しかも、去年『皮膚科で処方される美容用薬品』として話題になっていたらしい…。
「処方薬なら3割負担だから、私のお財布でも続けられるかも…」
ステロイド剤を脱してから、あまり肌にいろいろな薬を塗ることに抵抗があった私。
そんな高級そうな薬をわざわざ皮膚科で処方してもらってまで試してみる価値があるのか…。
しばらく迷いましたが、結局試してみることにしました。
なぜか。
私はアトピーになって約10年間、ひどいかゆみと痛みに悩まされてきました。
さらに、その後は湿疹の跡に悩まされることに…。
「せめて一生にあと一回くらい、アトピーになる前のきれいな肌になってみたい」
そんな思いが浮かんだのです。
また、もう一つの考えもありました。
今まではステロイド剤から脱する治療を続けてきたのですが、ここ数年は湿疹が出ても前のように重症化することはなくなりました。
アトピーの治療としてはうまくいった方だと思います。
でも、湿疹の後遺症ともいうべき“色素沈着”には、ほとんど何もしていないことに気付いたのです。
「湿疹のコントロールはできるようになった。次は、色素沈着をコントロールする治療をしてみたい」
そして、地元のとある皮膚科に行って相談したところ…。
あっさりハイチオールやらトランサミンやらヒルドイドやらを処方してもらえました。
「こんな簡単に処方してもらえるものなのか」とびっくりしました。
ということで、少しずつトランサミンやヒルドイドなどを使った色素沈着対策ものせていきたいと思います。
ラベル:アトピー 敏感肌 しっしん 跡