美容のために良いとのことで、何かとネットで話題になっているらしい、この3つの薬品。
市販薬もあれば処方薬もある。
処方薬は当然、保険適用になれば安く済む…。
ということで、どうやって保険適用で手に入れるかに焦点が当たっているようです。
それはそうですよ。
市販でこれらの薬をそろえたら、1月10,000円はかかります。
ところが、処方薬であれば数千円で済みます。
大きな違いです。
ですが。
“処方薬”とはそもそも、“病気の治療に使われる”もの。
まず“病名”がはっきりしないとお医者さんも処方できないですし、さらに“病名”がはっきりしても“治療にその薬が必要”であることをお医者さんに認めてもらわなくてはなりません。
また、私は今医療機関で働いているのですが、病院やクリニックにはお医者さんの治療方針によって、置いている薬もあれば置いていない薬もあります(お医者さんが治療に採用していない薬品は薬局に置いていません)。
ですので、上の3つの薬を処方してもらうには、これらの薬品を使った色素沈着の改善に積極的なお医者さんにかかる必要があるのです。
ということで。
私はネットでそうした病院やクリニックを探しました。
条件としては…
@皮膚科で美容治療(レーザー治療など)も取り入れている(肌の見た目を良くする治療に積極的なお医者さんということ。そいうお医者さんならトランサミンなどにも詳しいはず)
Aアトピーの治療に詳しい
Bきちんと視診(目で症状を確認する)や薬の使い方を説明してくれる
でした。
Aの条件を入れた理由は、ヒルドイドという新しい塗り薬を使うに当たって、万が一、肌に合わなかった場合、適切な処置が必要だからです。
また、Bの条件は、アトピー治療で視診や説明もないままステロイド剤を処方され、使い過ぎで大変な思いをしたので、ただ薬を処方するだけではなく改善度合いや間違った使い方をしていないかチェックしてもらう目的で入れておきました。
そして、@とAの条件をクリアする皮膚科をネットで探しました。
すると1件のクリニックがヒット。
さっそく、行ってみることにしました。
(Bの条件だけは実際行って話してみないとわからないので、ダメだったら他のクリニックに行こうと思っていました)
どきどきしてクリニックに入ると、待合室に「トラネキサム酸配合薬をご希望の方は相談してください」との張り紙が…。
(え、これって、ここのお医者さんがクリニックがトランサミンを採用してるってこと?)
ちょっと、びっくりしました。
そして診察。
お医者さんにはこんなことを話しました。
「10年以上、他のクリニックでアトピー性皮膚炎の治療を続けている」
「治療自体はうまくいっていて不満はないが、その先生は顔の湿疹や色素沈着の治療には消極的である」
「ネットでトランサミンなどが色素沈着の改善に役立つと見たので試してみたい」
嘘偽りなく、直球で話しました。
お医者さんは腕や背中なども診てくれました。
すると…
「じゃあ、こういうメニューでどうですか?」
と、あっさりトランサミンとハイチオールなどを処方してくれたではないですか!
(え?そんな簡単にもらっていいの?)
かなりびっくり。
さらに先生の机の上にはご丁寧に、ヒルドイドまで置いてあります。
塗り薬には若干抵抗があったのですが、ついでだったので
「ネットではヒルドイドも良いと書いてあったのですが、具体的にどういうものなんですか?」
と聞いてみると…
「もともと、これは手術などの傷を治すのに使われている薬なんですよね。ヒルドイドはステロイド挫滅(ざめつ)に効きますよ。あなたの頬とか毛穴広がってるのとか良くなりますよ」
とな…。
はあ?挫滅?
この肌のぼこぼこって単なる加齢の影響じゃないんですか?
毛穴の開きは年齢的にも仕方ないと思っていた私。
でも、その皮膚科の先生にはそうはうつらなかった模様…。
「そうなんですか…。じゃあ、ヒルドイドも試してみます」
ということで、あっさり過ぎるくらいトランサミン、ハイチオール、ヒルドイドを手に入れた私。
もっといろいろ、お医者さんと話さなければならないと思っていたのですが、拍子抜けするくらい簡単でした。
そして私は処方してもらった薬を持ち帰り、さっそく、その夜からこの薬たちがどのくらい色素沈着に効果があるか、実験を始めてみたのでした…。
ラベル:アトピー 敏感肌 しっしん 跡